高度不妊治療の対応ができる東京都目黒区のクリニック3院をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。(2020年5月時点の情報)
時間・お金だけでなく体力や気力も必要とする不妊治療には、トラブルや困難がつきもの。このページでは、体調・夫婦間の気持ち・スケジュールなどにまつわる、不妊治療の失敗やリスクの事例をご紹介します。
不妊治療中には、ホルモン値のバランスや排卵の状況などによっては排卵誘発剤などの投薬治療を行うことがあります。内服薬のクロフェミン(クロミッド)などは副作用が少ない特徴があり、比較的軽症の排卵障害のケースに処方されることが多い薬です。
しかしクロフェミンなどが無効の重度の排卵障害を抱える患者には、hMG製剤やFSH製剤などの注射剤を用いたより強力な卵胞刺激を行うことがあり、その際には副作用が出てしまうことも。
主なリスクとしては、「OHSS」と呼ばれる卵巣過剰刺激症候群があります。このOHSSは排卵誘発剤の刺激により、卵巣が腫れたり腹水・胸水が溜まってしまうことがあり、重度の場合は入院・手術が必要な場合もあります。
卵巣刺激時のエストロゲン値が高い場合や、年齢が若い方・多嚢胞性卵巣の方に起こりやすい傾向があるので、医師がしっかりと投薬の量や薬の種類を見極める必要があります。
不妊治療は決して一人でできるものではありません。カップルが協力しあってこそ、妊娠という一つのゴールに向かって進んでいけるのです。しかし中には治療に対する気持ちの温度差が夫婦間にあり、いつしか治療そのものや相手に対してストレスを抱えてしまう人も多いようです。
よくあるのは、男性側の「そもそも不妊治療に対する理解がない」・「タイミングに合わせた性行為が苦痛」や、女性側の「生理が来るたびに落ち込む」・「年齢に対する焦り」などといった問題。また長い治療期間中にはお金や時間を犠牲にすることも多く、男女ともに心に余裕がなくなっていくこともあり、中には離婚をしてしまうというケースも!
そのような事態にならないよう、「不妊治療にばかり集中しすぎない」「自分や相手を責めない」「定期的に夫婦で気分転換をする」「時には治療の休憩・ステップダウンも視野に入れる」などをして、夫婦一緒に歩んでいけるよう考えてみてくださいね。
妊娠は、「受精卵が着床をしたらゴール」では決してありません。妊娠判定薬で陽性が出たからといって必ずしも出産まで行きつけるとは限らず、妊娠が継続されず悲しい結果になってしまうこともよくあります。特に35歳をすぎた高齢になると、流産率は急激に上がり約20%、40歳以上ともなると40%以上というデータがあります(※)。
初期に起こる流産のほとんどは赤ちゃん側の染色体異常によるもので、予防や治療ができない自然淘汰として仕方がないことです。出血とともに胎嚢が自然に体外に出てきた場合は問題ありませんが、週数によっては入院・手術が必要となります。
多くの不妊治療クリニックでは流産の診断は行っても流産手術のできる環境が整っていないことが多く、悲しみとストレスを抱えた状態で別の病院を探さなくてはならない方も多くいます。そんな時には、不妊治療だけでなく深夜の緊急時の対応や手術も可能なクリニックであると嬉しいですね。
※参照元:ARTデータブック「治療周期数、妊娠率・生産率、流産率、妊娠率(移植胚数・ステージ別)、多胎率(移植胚数・ステージ別)2007-2009(2010公開)」(日本産科婦人科学会)(https://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/20121017data3.pdf)
不妊治療のジレンマの一つとして挙げられる「仕事との両立」は、働く女性が増えた近年悩んでいる方も多いのが現状。実際に、治療や検査で男性側が通院する回数はとても少なく、月経の周期に合わせた検査や投薬が必要な女性は通院の負担がとても大きくなります。場合によっては連日の診察が必要となるので、スケジュールの予測ができないことも多々あります。
また不妊検査や治療を行なうカップルが増えつつある今では、人気のクリニックは混み合っていることが多く、予約をした時間から2時間以上待つこともザラ。そのため、キャリアを諦めたり時短で働くことを選ぶ女性や、治療そのものを断念してしまう女性も多いのです。
これまでのライフスタイルを急激に変えることなく不妊治療と仕事の両立をしたい方は、「自宅・職場の近く、もしくは通勤途中でアクセスが良い」・「土日の診療を行っている」・「夕方・夜間の診療を行っている」「待ち時間が比較的短い」などといった点に注目をして、クリニック選びをすることをおすすめします。
不妊治療が長引いてしまうと、治療費も高額になってしまいがちです。
タイミング法などの検査は1回2,000円〜10,000円程度となっており、さらに健康保険も適用となるため費用負担はそれほど重いものではありませんが、しばらくタイミング法を続けて妊娠しない場合にはより高度な治療に移行することになります。
例えば人工授精を行う場合には、病院によって費用は異なるものの1回10,000円〜50,000円の費用がかかり、全額自己負担となります。さらに人工授精で妊娠しないとなると、より高度な体外受精などの治療を受けることになります。体外受精の費用も病院によって異なりますが、標準的な費用は1回100万円程度とされていますので、体外受精を受けるためには大きな決断が必要といえるでしょう。このように、不妊治療が長引いてしまった場合には決して安くはない費用がかかることになりますので、中には家計を圧迫してしまうというケースもあります。
中には少しでも妊娠の確率を上げようとするあまり、占いなどのスピリチュアルな分野に傾倒する人もいます。そうした出費に夫が疑問を抱き、夫婦仲がギクシャクするといったリスクもあるのです。
もちろん子どもが欲しいと強く思うからこそ不妊治療を受けるわけですから、治療が長引いてしまうと割り切るのは難しいところがありますが、場合によっては家計の破綻に繋がってしまうことがあります。そのため、不妊治療を始める前には「期間」と「予算」についてしっかりと夫婦で話し合い、どこで区切りをつけるのかを決めておくことが大切なポイントであるといえます。
不妊治療を行っている方は人知れず悩み、心の中で戦っています。言葉にして伝えられなくても、落ち込んだり不安になったり、孤独を感じたりして苦しんでいるのです。とりわけ体外受精などで知られる高度生殖補助治療には精神的な不調をきたすリスクが高く、上記の治療を受ける方は医療者から精神的にメンテナンスしてもらうことを推奨します。
生殖補助医療を行うことで簡単に妊娠できる人もいれば、そうでない人もいます。回数を重ねても妊娠できないと、その分落ち込みもひどくなり、2回治療を行っても妊娠に至らないと治療を中断するケースも見られます。体外受精が上手くいかない要因は原因不明なことがほとんどであり、患者にかかる精神負担はより大きくなってしまうでしょう。
患者の多くは原因が分からないことから生活習慣の改善に勤しむ傾向にあり、運動や食事、睡眠など、不妊の原因となる要素を取り除こうと努力します。しかし、上記の努力で不妊の原因が完全に取り除かれるわけではなく、患者はよりストレスにさらされることに。そのような状態が続くと精神衛生がさらに悪化してしまうので、治療を受ける上で精神的なケアの提供は欠かせません。患者は頑張りすぎず、ストレスと上手に向き合うことが要求されます。不妊治療を受ける際は心の状態に気をつけて行うようにしてください。
不妊治療を進めていく中で鬱を引き起こす要因として、義理の両親から孫を催促されることがあります。「子どもはまだなの?」、「そろそろ孫の顔が見たい」など、何気ない一言がプレッシャーになってしまうのです。
相手が義理の両親である点もストレスのポイントであり、自分の両親に対してであれば伝えられる話も切り出せないという悩みを抱えがち。
義理の両親という存在は対応が難しいですが、まずはパートナーに相談してみることをおすすめします。そして、可能であれば「二人のことだから優しく見守ってほしい」という旨を伝えてもらうと良いでしょう。
年齢が上がるにつれて不妊治療中の患者は焦りを感じてしまいます。出産年齢を気にして思うようにいかない治療に対してモヤモヤした気持ちを抱いてしまうのは決して不思議なことではありません。自分の思い描いていたスピードで進まなくて戸惑ってしまうこともあるでしょう。しかし、不妊治療は一人で行っているものではなく、パートナーと協力して進めていくものです。
妊活において大切なのは、周囲と比べず自分のペースで進めていくこと。焦ると感情が乱れたり気持ちが沈んでしまったりして自分を追い込んでしまいます。医療の力を駆使してもコントロールできないのが妊娠や出産というものです。落ち込んでいると感じたときは、治療以外のことにも目を向ける時間を持つなど、息抜きすることが重要です。自分だけの力でどうにかできるものではないことを知り、気張りすぎず治療を行っていきましょう。
第一子の不妊治療の時に、思ったよりも順調に不妊治療が進み、数回の人工授精で授かることができたものの、いざ第二子の不妊治療を開始したら第一子の時のようにスムーズに妊娠に至らず、10回以上の人工授精、そして体外受精まで行ったにも関わらず、それでも妊娠に至らないといったという例もあります。第一子の不妊治療の際の書類を保管せずに破棄してしまっていた、高額な費用になることを想定できず領収書の管理が疎かになり後々大きな手間になってしまった、というようなことにも繋がってしまいます。
もし第一子の不妊治療が順調にいっていたとしても、次の第二子でも順調にいくとは限りません。また、妊娠出産後も、子育てをしていく上でお金はどんどんかかっていくため、不妊治療でかかる費用の助成が受けられるところは受けたいですよね。妊娠に対する意識を甘くすることなく、領収書や書類の管理もしっかりすることが大切です。
20代30代で不妊治療をしていると、周りの友人からの妊娠報告ラッシュに見舞われることもあります。おめでたいことではあるものの、不妊治療中でなかなか授かれない状況で妊娠報告を立て続けにもらうと「なぜ自分だけ・・・」という気持ちが出てしまうのは致し方ないことです。
友人の妊娠に対して素直に心から喜べない自分に対しての嫌悪感も出てくるかもしれませんが、人は人、自分は自分。あまり気にすることなく、来るべき時に自分の元に赤ちゃんが来てくれると気長に構え、気持ちを切り替えるためにも趣味を楽しむなどして、うまく息抜きをして肩の力を抜きましょう。
高度不妊治療の対応ができる東京都目黒区のクリニック3院をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。(2020年5月時点の情報)
24時間サポート体制
対応 診療 |
検査(男女) 一般不妊治療 高度不妊治療 漢方治療 |
完全 予約制 |
○ |
日曜 診療 |
○ |
検査 | 10,000円~ |
ブライダルチェックも対応
対応 診療 |
検査(男女) 一般不妊治療 高度不妊治療 |
完全 予約制 |
△ (土曜日は 予約不可) |
日曜 診療 |
△ (指定患者 のみ受付) |
検査 | 40,000円~ |
月2回の妊活勉強会
対応 診療 |
検査(男女) 一般不妊治療 高度不妊治療 漢方治療 |
完全 予約制 |
- |
日曜 診療 |
△ (体外受精 診療のみ) |
検査 | 21,000円~ |